会長 皆川 健多郎
工大情報科学部データサイエンス学科
この度、前会長の工大ものづくりセンターの岩田英樹先生の後任として、会長に就任することとなりました工大情報科学部データサイエンス学科の皆川健多郎と申します。会長という大役をお引き受けすることとなり、大変光栄に感じています。不束者ではございますが、役員のみなさまとともに本会の発展のために尽力してまいる所存でございます。会員のみなさまには大変お世話になりますが、何卒よろしくお願いいたします。
私が本会に入会したのは、本学園に着任した1998年の間もない頃であったと記憶しています。工大経営工学科出身の当方にとって、学部、大学院を通じて、学内のことはある程度存じ上げていましたが、ここでの勤務にまだまだ不慣れな中、本学園卒業の先輩教員、職員として本会のみなさまには、懇切丁寧なご指導いただいたこと、現在の自分につながっていると心より感謝申し上げます。当方、出身学科の工学部経営工学科に着任ののち、工学部環境工学科、そして情報科学部データサイエンス学科へと移籍し、現在に至っています。これらの経験も、何か本会の運営に役立てることができればと思っています。
ところで、社会は激動の変化を迎える中、学園を取り巻く環境も大きく変わりつつあります。特に少子化は学園に大きな影響を及ぼし、みなさまもその対応に追われているかと思います。このような状況は、かつてさまざまなところでおこなわれていた交流の機会を減少させていた中、さらに新型コロナ感染症により、それらの機会が喪失されたのがここ数年のことであったのではないかと思います。しかし、前々会長の笠原伸介先生、そして前会長の岩田英樹先生のリーダーシップにより、本会はこの間も活動を継続してまいりました。すでにコロナさえ忘れ去られた時代かもしれませんが、この時代を乗り越えたいま、改めて本会の果すべき役割が大きくなっているように感じています。
本会の会則には、「本会は、本学園に勤務する学園卒業者が相集まり、互いに助け合い人格の向上をはかり、もって母校並びに学園の各校友会発展に寄与することを目的とする。」と記されています。個々の活躍は必要ですが、さらに大きな成果には助け合いが必要です。部分最適ではなく、全体最適の考え方が重要で、そのためには全体を知る交流の機会がまずはその原点になるのではないでしょうか。そのような機会を本会では積極的に設けてまいりたいと思います。ぜひ本会に足をお運びください。さまざまな交流が生まれることを願っています。共に力を合わせて、学園の明るい未来を築いてまいりましょう。ご支援とご協力をお願い申し上げ、就任のご挨拶とさせていただきます。